XJ400ZをベースとしたF3ワークスレーシングマシンFZRの、本格的なレーサーレプリカとして、ヤマハが発売。
XJ400Zの水冷エンジンをベースに、クラス最高の59馬力を発生するエンジンを、スチール製角パイプフレームに搭載。
フロント16×リア18インチのクイックなハンドリングで、峠道やサーキットで大人気を誇り、
1986年に同車をより発展させたFZR400が発売された後も、継続して販売される息の長さを見せた。
1984年4月発売。カラーは、いわゆるデイトナカラーと呼ばれる、紺(コスミックブルー)・白(シルキーホワイト)ツートンに
赤のストロボラインの一種類のみ。4-2-1集合マフラーは、ノーマルにしては、低く重低音が響き、高回転時の甲高い音とともに、
「排気音が非常に良い」と評された。
翌年('85)、赤黒カラー(ニューヤマハブラック/ストーミーレッド)を発売。
1986年3月、エアロミラーの採用やアルミ製ハンドル(小UP)、ホイールのホワイト塗装、
ヒンジで90度上がるエアプレーンタイプのフューエルキャップなどの変更。
また、青白(シルキーホワイト/フレンチブルー)の新色を追加。
初期型と同色(紺・白/赤ストロボType)共々、ナックルガードのデカールデザイン及び、
センターカウルFZ文字のデザインも変更。
また。集合マフラーのサイレンサー部分をアルミで巻く装飾がなされ内部も見直し。
ノーマルでもやや音量・音質ともに野性的との声が大きかった初代のマフラーが、一部から批判されたことからか、
初期型に比べ、やや大人しめの排気音となる。
提供 FUJIIさん 提供 HYDEさん
1987年10月、フルフェアリング及びシングルシートカバー(初期型〜2型はメーカーオプション)を標準装備。
紺・白はシートカウル(ストロボライン)のデザインを変更。追加カラーは、
ニューヤマハブラック(黒とガンメタリックのツートンにゴールド/ホワイトのライン)。
FZ400N(ストーミーレッド:レジナブルー)を発売。
鉄製のセパレート式UPハンドルの採用、シリンダーヘッド及び、クランクケースの金色塗装などの装飾される。
ソリッドカラーの2Type。
このネイキッド版は、アップハンドル化などの仕様で、基本性能の優れた車両である評価が高かった。
教習車(1984〜1986:FZ400K:ストーミーレッドorレジナブルー)
(1987〜FZ400R-L:ニューヤマハブラック)としても積極的に利用される。
Rモデルと違いは、カウルレス<初期(K):フレームマウントの角型ヘッドライトモデル/
後期(R-L):ハンドルマウントの角型ヘッドライトモデル>、ハンドルマウント方法、パイプ製ワイドハンドル、
鉄製ステッププレート、キャスター角、オイルシール類、確認用灯火類含む、各種配線類、
バッテリー充電用外部端子(シートカウル横)、メインスタンドの追加、etc...